発想を形にできる場所
ファブラボ神田錦町様は、落ち着いた街なかにあるラボ施設です。
地域にひらかれた街のものづくり研究室で、最新のデジタルファブリケーション機材を備え、多くのクリエイターさんが訪れ、発想を形にするところでもあります。
そして、そこに、我が、ユニバーサルレーザシステムズ社のレーザー加工機、VLS6.60があります!
レーザー加工機と刺繍ワッペン
ファブラボ神田錦町で刺繍マスターとして活躍されている人見様から直々、レーザー加工機がいかにして働いてくれているかをご教授いただきました。
人見様は、刺繍機メーカーで営業としてお客様と接する傍ら、お客様に刺繍機を提供する側として知識や技術の習得に鍛錬を惜しまず、結果刺繍機を知り尽くしてしまい、今やデータづくりから加工までをすべてこなす、まさに刺繍マスターの肩書がふさわしいプロフェッショナルです。
例えばこのワッペン。
レーザー加工機は刺繍ワッペンの枠を正確にカットし、ピンの穴も開けてくれるので、刺繍ワッペンをピンバッジに簡単に出来るのだそうです。
制作中のキャラクターものもあったのですが、お見せすることが出来ず残念です。が、枠がきれいにカットできているのがわかるでしょうか?
デザインソフトは刺繍専用の超お高いソフトを使用しています。Adobeが高い!と思っていましたがさらにさらに上をゆくソフト。ステッチの種類や方向、カラーなどを指定・変換するため、普通のドローソフトとは発想が全く違います。
こちらは、展示会で販売したというオリジナル刺繍ワッペンのピンバッジ。刺繍ピンバッジの台紙もスタンプもレーザー加工機で作成されました。
設定値は知的財産
レーザー加工機に関わるクリエイターの皆様は、日々パラメーターと奮闘していることと思います。
このような刺繍メーカーも、設定値があり、それは日々奮闘して得た知的財産だそうです。
アイデアの宝庫
レーザー加工機とレゴブロック
レゴブロックがぴったりの穴をアクリルに切断する場合、デザインデータのベクター(切断線)の線自体の太さや、熱で切断するのでそれによる誤差範囲までもが重要になってきます。
下の画像は、アクリルでパラメーターを実際に探し、それをもとに月齢早見盤を作成したファブラボユーザーさんの作品です。