鉄道模型サークル発・鉄道模型工房
IORI工房様へ訪問しました。IORI工房様は2016年に当社のレーザー加工機 VLS2.30 30Wをご購入になり、レーザー加工機を使用して主に鉄道模型を制作・販売しています。
神奈川工科大学ご出身のメンバーの皆様は、在学中にレーザー加工機をはじめ、3Dプリンターなどデジタルファブリケーションに慣れ親しみ、その多彩な才能・技術を活かし、模型キットの制作・販売を開始しました。
IORI工房製の車両ペーパーキット、各スケール分売パーツの他、B級品などのジャンクパーツ、鉄道模型キットなどはWebサイトやSNSなどで発表し、これまで販売してきました。150分の1サイズのNゲージ・80分の1サイズの16番ゲージなどの非常に精密で緻密に設計された鉄道模型は、根強いファンにより好評を博し、今年実店舗を構える運びになりました。
実店舗は、浅草橋駅より徒歩5分・秋葉原からも近いという好立地にあり、模型ファンには大変行きやすい場所にあります。
1階にこだわって探した店舗物件は、浅草橋駅から徒歩5分という好立地に見つかりました。
第六天榊神社が近く、江戸通りから少し入った静かな住宅街にあります。
レーザー加工機を導入する前は、卒業後も利用できる神奈川工科大学の機械を利用していたそうです。ただ段々と、レーザー加工機の利用者が急増し、好きな時に使えたレーザー加工機が使えないなどの不便さから必要に迫られて購入を決意しました。以前は相模原の工房で制作活動をしていましたが、浅草橋の実店舗へ引っ越ししました。
引っ越しにあたり当社へ相談し、助言通りに手順を踏み、自分たちでレーザー加工機を無事浅草橋へ移設。
鉄道模型・模型ファンが歓喜する高品質で豊富な製品
エントランスのショーケースには、完成された鉄道模型・ジオラマ用のパーツ・部品、車両ペーパーキットなどが並べられています。一つ一つが丁寧に精巧に制作され、眺めていて飽きない一角です。
古典客車「下等車」「中等車」「上等車」
これら木造客車はよく見ると「下等車」「中等車」「上等車」の小さな文字が印字されています。これら文字は、普通のプリンターでは印字できず、マイクロドライプリンターを使用して印字されています。これにより白色の特色印刷も可能になります。
郵便マークの入った客車
IORI工房Webサイトより “主に九州鉄道で活躍した、郵便手荷物緩急車です。車掌室から左右に張り出した監視窓が特徴的です。”とのこと。
肉眼でやっと認識できる小さい郵便のマークがしっかり入っています。 窓の細い格子も細かく覗き込みたくても小さすぎて覗けませんw
客車のイロハ
ファンが実物を見ると泣いて喜びそうな車両がたくさんあります。(私は手がかりを探して検索を。)
もともとは客車の等級によって順にイロハをつけていたそうで、「イ」は一等車,「ロ」は二等車,「ハ」は三等車のこと。現代でいうと「ロ→グリーン車」、「ハ→普通車」といったところです。
これらカタカナは色々意味があり、「ク」くっつけて走る制御車、「サ」差し込まれている、「キ」運転台が付いている気動車 (ディーゼル車)、「モ」モーター付き車両だとのこと。(にわか知識ですw)
クラシックカーも
IORI工房様の手掛けているクラシックカーも展示してあります。こちらも全て自作です。