関内で気軽に寄れる ものづくりに徹した場所
FabLab Kannai (ファブラボ関内) へ訪問しました。
関内・馬車道駅から徒歩5分、にぎやかな街中にある ファブラボです。飲食店の中にあり、気軽に寄れる場所に位置しています。
ファブラボ関内様は、2013年の開始当時はシェアオフィス さくらWORKSを一部借用する形から運営をスタートした、横浜初のファブラボとなります。
ちなみにFabLabですが、2002年にマサチューセッツ工科大学のニール・ガーシェンフェルド教授が著書でファブラボを紹介したことからその概念が世界各国に広がりました。「ものづくり」の世界的ネットワークになります。運営母体はそれぞれが違い、ファブラボ関内 様は NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが運営母体になります。
会員数は20人~30人ほど。平日は他の仕事を持ち、主に土日に時間を作ってくる方がほとんどです。平日にご利用になりたい方はドロップイン制度(一時利用)もあるようです。ご興味のある方はお問い合わせしてみてはどうでしょうか。
ファブラボ関内 にあるレーザー加工機は VLS2.30 30Wになります。当社で人気の高く販売数の多い機種になります。
他にもミリングマシン(フライス盤)、3Dプリンターなどがあり、入り口には工具好きにはたまらない光景が。自由に好きな工具を選び各思い思いの工作に没頭出来る環境が整っています。
大人が本気になるここまで出来る-①多面体の世界
チーフディレクターでファブラボ関内の責任者・田宮様に、レーザー加工機を使用した作品を色々と見せてもらいました。「メンバーに多面体に凝っている人がいて・・・」と出して頂いた作品が見事な多面体でした。多面体のワークショップも行ったそうで、パッケージになったものもありました。
そして多面体が進化して、多面体地球儀ができてしまいました。多面体の世界地図をグーグル・アースを見ながら色を付けたら更に凄いことに。
よく見ても本当に正確で細かくしかも綺麗に制作されています。こだわりが伝わってきます。
大人が本気になるここまで出来る-②洋風の家
こちらの家もレーザー加工機で作成しました。MDFをレーザーでカットし、組み立てられるようになっています。そしてやはり凝ってしまった作者が色を塗った結果、素晴らしい出来栄えになりました。他メンバーも、組み立てたあと着色に挑戦してみたが、作者を超えることが出来なかったそうです。
中を開けると部屋の様子も細かく描かれています。趣味の域を超えていますね。
大人が本気になるとここまで出来る-③真空管と半田づけ
様々なバックボーンの知識人が集まると、そこから生まれてくるものも奥深いものになってきます。VFD蛍光表示管時計を作ろう!というワークショップを行ったそうですが、企画をするくらい熟知しているというのは並大抵な知識ではないと思います。そして電子工学に関することだけでなくデザインセンスも素敵です。時間は3時間ほど、大人ばかりが集まったそうです。
こちらはニキシー管時計、ワークショップ企画でなんと一日かかったそうです。自分で全部やろうと思うと断念しそうですが、興味がある人達が集まってできる場があれば挑戦してみよう!という気持ちにつながりますね。
基盤を見て興奮を覚える人は是非参加してみては?一から自分で制作するというのはなかなか出来ない体験な上、仲間が出来るのできっと楽しいと思います。イベントは要チェックですね!
大人が本気になるとここまで出来る-④ラズベリーパイと立体造形
ファブラボ関内では、ラズベリーパイ好きメンバーも多数在籍しています。下の写真はラズベリーパイケース、アクリル切断・彫刻して作成しています。
ラズベリーパイを使ったワークショップも開催しているようなので、仲間と学んでみたい・開発してみたいという人は会員になるのも一つの選択肢かと思います。
下の写真は、田宮様作成。3DCADでデータを作成しました。こちらではFusion360を使用しているようです。素材はMDFです。